
地球が、すでに人類の世界ではなくなってから久しい。
世界はシンギュラリティを起こした機械群に支配され、人々はその片隅で、息を潜めて生き長らえていた。
運び屋‘‘ジュード’’の元に、依頼が舞い込む。
それはシンギュラリティ機械群の影響を受けない、 少女型アンドロイド‘‘フィリア’’を輸送して欲しいというものだった。
世間知らずなフィリアの行動に嫌気がさしながらも、ジュードは旅を始める。
時には略奪を繰り返す人間から逃げ、時には機械群が闊歩する危険地帯を通り抜け、輸送依頼を果たそうとする。
少女は何度も人間になりたいと口にする。
遥か空の先に辿り着けば、アンドロイドは人間になれると言うのだが……?




コメント
終末世界を旅する王道SF
展開自体は割と王道かなという印象です。
物語概要と筆者名から期待したものがそのまま来ました。
文書・絵・音楽から構成される世界観が面白いです。
展開もテンポよく進み、プレイ時間は短めで、一気に読み進められました。
(6時間未満で読了)
読み終わった後に喪失感がありました。
終末世界なので少し暗いですが、
SFが好きなら読んで損はないと思います。
最高です!
人類が衰退した世界で職業運び屋として生きる主人公が、とある人物に依頼を受けて、アンドロイドの少女を発見し、送り届ける旅を描いた物語。
全体を通してシリアスな話。
たまに挟まる主人公と少女の掛け合いが小粋で面白い。
ロープライスなので短めだが、その分洗練された文章で終始引き込まれた。
真相には驚かされるし、終盤は泣ける。
読後感も良い。
ならず者や浮浪者との戦闘シーンがたびたびある。
全年齢だからCGでのグロ表現は避けられているが、精緻な文章から残酷なことについていろいろと考えさせられた。
残酷な文章が苦手な人は注意だが、苦手でなければ是非おすすめしたい。
1か月放置していたことを後悔した作品
人間に憧れるアンドロイドとアンドロイドみたいに冷静な主人公のやりとりはこれまた変わった日常風景に笑いが起きる反面、非常にシビアな世界観が描かれています。
仕事終わりの18時からプレイして気が付いたら夜中の2時...
圧倒的な終末を迎えたSFの世界観、サバイバル....
この手の世界観が好きな方には是非とも刺さる作品だと思います。
もし自分と同じように、このゲームを積み上げていたとしたら、真っ先にこれをプレイしてみてください。
自分以上に後悔してほしいと思っています。
値段以上の満足度
グラフィックもきれいで何よりストーリーが凝っているので終わった時の喪失感はきつかった
2,000円でこんなにいいものを読ませてもらっていいんですか…?
シナリオは説明不足な部分が出てきてしまうほど短くもなく、蛇足・冗長になってしまうほど長くもなく、とても綺麗に収まっているなと感じました。
ギャグパートやキャラクター数は多くありませんが、その分主要キャラクターとそれらを取り巻く環境に尺を割いている印象で、大変読みやすかったです。
また、UIなどが主人公たちが身に着けているデバイスを意識されていて、それが更に没入感を出させてくれる小粋なポイントだと思います。
読み終わった後に今まで辿ってきた軌跡に思いをはせた後、「2,000円で読ませてもらって本当にいいんですか…?」と思わず考えてしまう、そんないい作品です。