終のステラ【全年齢向け】【萌えゲーアワード2022 シナリオ賞 受賞】

地球が、すでに人類の世界ではなくなってから久しい。
世界はシンギュラリティを起こした機械群に支配され、人々はその片隅で、息を潜めて生き長らえていた。

運び屋‘‘ジュード’’の元に、依頼が舞い込む。
それはシンギュラリティ機械群の影響を受けない、 少女型アンドロイド‘‘フィリア’’を輸送して欲しいというものだった。

世間知らずなフィリアの行動に嫌気がさしながらも、ジュードは旅を始める。
時には略奪を繰り返す人間から逃げ、時には機械群が闊歩する危険地帯を通り抜け、輸送依頼を果たそうとする。

少女は何度も人間になりたいと口にする。
遥か空の先に辿り着けば、アンドロイドは人間になれると言うのだが……?

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コメント

  1. 親子の物語

    先ほどクリアしました。
    私はルナリアをプレイしてからKEYのファンになった者ですが、本作をプレイした後、KEYのファンになってよかったと改めて思いました。

    世の中には有名ではあっても一流ではない人というのがいます。
    有名である事と一流である事は必ずしもイコールではありません。
    しかし田中ロミオさんに限ってはイコールで結び付けられていると断言できます。
    終のステラという作品はそのことを世に証明しました。
    証明しました、というより、改めて再証明されました。

    主人公はアンドロイドと旅をする中でいつしかアンドロイドを人として扱うようになるという、ともすればありきたりな物語に映るかもしれませんが、両者の葛藤と成長の描写は見事であり、渾身の一作に仕上がっていると感じました。
    SFという枠にはめる以上に親と子の物語だと感じました。

    これからも田中ロミオさんの更なる活躍を期待しております。
    またKEYとビジュアルアーツの製作スタッフの皆様や、本作の世界観を視覚的に補う重役を務められたデザイナーや背景担当の皆様にも労いの言葉を贈りたいと思います。

    また、ボリューム満点の本作を1980円というリーズナブルな価格で販売してくれた事にも感謝申し上げます。
    中高生でも手の届く価格であり全年齢作品でもあるので、多くの人達にプレイしてほしい一品です。

  2. この作品ページに来たなら絶対に買うべき

    ダウンロード版を予約してプレイしましたが、本当に面白い。

    私は大体6時間くらいでシナリオを読み終えましたが、それでも大満足のシナリオでした。
    正直最初の方はソフィアの自分勝手な言動に苛つきを覚えましたが、物語が進むにつれソフィアが成長していく過程を描いていて良かったです。

    bgmも聞きやすくかなり気に入りました。

    キャラクターも非常に魅力的で個人的にはデリラが一番好きでした。
    本当にやって損は無いので騙されたと思って是非買ってほしい作品です

  3. amayikaxさん より:
    最高

    序盤から早々に世界観に引き込まれて、終盤では涙が止まらず一瞬で読み終わった。
    是非プレイして欲しい。
  4. monroさん より:
    最高のノベルゲーム

    マンガ、アニメ、ゲームに精通するオタクですが過去一番に心を揺さぶられた作品です。

    イラストレーターや声優を含める全製作陣の熱量を感じましたが、おそらくシナリオが良いからでしょう...そう感じる程の物語です。

    完璧です

  5. ポストアポカリプスとSFと人間ドラマの奇跡的融合

    気が滅入る程に陰鬱に描かれた世界観とそこで生きる人々の葛藤、そして冷たく暴力的な現実を目の当たりにした登場人物たちがそれぞれどのように対応するかを模索していき(大抵は暴力的手段を行使する相手と同じ土俵に立たねばならないのだけれど)と自分は解釈いたしました。
    世界観としては人類が衰退し、シンギュラリティマシンに席巻されるようになりそこで細々と生きる人類(ただ、ジュードの職業柄良くも悪くも刺激的な事柄が多い)が文明崩壊前の超常科学の遺産を使って食いつないでいるという、ポストアポカリプスとSFが合わさったものとなっています。
    ただ、この作品はこのような広大なスケールの舞台装置を用意しておきながら、ミクロの世界(個人の関係や感情)を無視しません。
    いや、むしろそれこそが真骨頂と言っていいかもしれません。
    人に引き金を引くことに躊躇がなく過酷な現実を冷徹に見つめるリアリストな人間のジュード、人間になりたいと願う、人よりも人を愛する夢想家なアンドロイドであるフィリア(彼女の博愛主義には非常に危ういところがあり、ジュードはその甘さの為に何度も危険に晒される)が思想的に対立し、それに伴って不器用ながらも心を通わせていく様は視るものの目頭を熱くさせます。
    正直に言ってしまいますが本当に泣きました。
    語り足りないところはありますが、このレビューはネタバレなしとしておきたいためこの辺りで。
    シナリオライターの田中ロミオ様、並びにこの作品の制作と販売に関わった全ての方々に、このような素晴らしい作品に出会わせていただいたことを心より感謝いたします
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